こんにちは、ふわりです😊
ご覧いただきありがとうございます。
完全不登校だった娘が、たった一日だけ学校に行った日があります。
中2の始業式の翌日。3か月ぶりの登校でした。
舞い上がっていた私は、あの日、娘の顔をちゃんと見ていませんでした。
クラス替えで、親友と同じクラスになった
完全不登校で過ごした中1の3学期。
時が過ぎ、4月中2の始業式。
「新学期からは学校に行ってくれるんじゃないか」という淡い期待も破れ、その日も学校に行きませんでした。
娘の中学では、毎年クラス替えがあります。
1学年300人近くおり、8クラスもあるマンモス校。
クラスメイトも数人を残してほとんど入れ替わります。
わざと仲良しグループをばらけさせるとも聞きます。
事前に担任の先生から「仲の良いお友達はいますか?」と聞かれていたこともあり、
娘の親友「あねちゃん」が2年生でも同じクラスにしてもらえました。
新担任への挨拶もあって、学校に「お休みメモ」や書類を取りに行きました。
新しい担任の先生は去年と同じ先生で、事情を分かってくださっていることもあり、ほっとしました。

ききさんと仲の良いあねちゃんを、同じクラスにしましたよ。

ありがとうございます。状況が変わって、行く気になったらいいんですけど。
そんな話をして帰宅しました。
「……明日学校に行く」
帰宅後、書類を見ながら、「あねちゃんと同じクラスになったね。よかったね」
ゲームに集中している娘に声掛けしました。
しばらくゲームしていた娘は唐突に

……明日学校に行く

……え?
最初、言ってる意味が掴めなくて、???てなりましたが、じわじわ脳に浸透してくると

明日学校に行くの?

うん
喜びが爆発してテンションが爆上がりしました。
ようやく、学校に戻ってくれる。
くぅ、嬉しい!!!!!
舞い上がって、準備を娘としました。
親友からの「学校に来てくれないかなぁ」
クラス替えでお友達と離されるのは、あねちゃんにとっても条件は同じ。
始業式に行ってみたら、あねちゃんも仲のいい友達が娘だけ。
心細かったあねちゃんは、娘に「学校に来てくれないかなぁ🙏」とLINEで頼んできたそうです。
親友の頼みに娘は重い腰を上げることになったのです。
忘れ物させてはならぬ。気合いを入れた前夜
前日の夜は、久しぶりの登校で「忘れ物させてはならぬ」といつも以上に気合いを入れて準備をしました。
手伝うんじゃなくて、もう自分がやってましたね(汗)
「筆箱入れた?」
「明日は係決めだけだから、午前だけだね」
「お母さんも付いていくから」
「先に職員室に寄ったら、先生が一緒に教室行ってくれるって」
自分が舞い上がっていて、娘の様子は全く見えていませんでした。
今振り返ると——
娘はきっと、悲壮な表情をしていたと思います。
朝、白クマみたいに廊下をウロウロ
翌朝。
期待で(笑)早起きした私は、娘が起きるのを今か今かと待っていました。
「もう起こした方が良いかしら」
「いや、まだ早いかも」
「そろそろ起こそうか」
動物園の白クマみたいに廊下をウロウロ。
そわそわしながら娘の起床時間を待ちます。
4か月ぶりの正門
何度かの声掛けで、起きてきた娘に朝ごはんを食べさせ、久しぶりの娘の制服姿に胸を熱くし、一緒に家を出ました。
張り切って歩く私と、とぼとぼ小さな歩幅で歩く娘。
内心、「久しぶりだから、緊張するよね」と思いながら無言で歩きます。
いよいよ、正門をくぐり職員室前へ。
職員会議を終えて、出てくる担任の先生を待ちます。
出てきた先生にごあいさつ。

ききさん、ひさしぶりやな。一緒に新しいクラス行こうか

はい……

先生、よろしくお願いします。
先生に娘を引き渡して、中学校を出ました。
はっきり言って、めっちゃふわふわ帰りました。
地上から5センチぐらい浮いてました(笑)
娘の中学は登下校を見守るアプリがあり、正門をくぐるとスマホにメールが届きます。
スマホを見ると「8:30 ききさん ○○中学 正門を通過しました。」の文字
4か月ぶりくらいです。
夫にもメールは届くので、夫も喜んでいたと思います。
久しぶりに家で一人、娘の帰宅を待ちました。
帰ってきた娘の、疲れた顔
12時前、娘が帰ってきました。
疲れた表情の娘。
ですが、私はその表情を「やり遂げた表情」と見間違いました。
学校に行けたことが自信になっている、と。
「お疲れ様~♪」
「久しぶりの学校どうだった?」
様子を伺いながらも、ウキウキを隠せない私。
「……うん」
としか言わない娘。
いろいろ聞きたいのを我慢して、昼食を食べました。
制服からパジャマに着替えた後、ずーっとゲームしていた娘。
翌日の準備をする様子がありません。
「明日の準備する?」
「……」
無言です。
なんかおかしいと思いました。
ですが、せっかく胸に灯った希望の明かりを消したくなくて、そっとしておくことにしました。
翌朝、布団から出てこなかった
翌朝。
娘は布団から出てきませんでした。
頭から布団をかぶって完全無視。
どんなに声をかけても、最後には怒ってもダメでした。
その日は仕事だったので、娘を置いて出勤しました。
8:50頃、先生から電話がありました。

ききさんが登校していないのですが……

あ、申し訳ありません。今日はお休みします。

……そうですか。分かりました。
登校しないことが当たり前になっていて、「お休み連絡」を学校に入れるのを忘れていたのです。
先生も期待されていたんでしょうね。
申し訳ない気持ちになりました。
数年後、娘が言ったこと
数年後、娘とこの時の話になり、あの時の気持ちについて聞きました。
「教室中がピリピリして、もう、教室に居られなかった」
新学期、周りを伺うクラスメート。
「友達できるかな?」
「新しいクラス、どんなクラスになるのかな」
「心配だな」
そういった雰囲気を感じ取ってしんどくなったそうです。
繊細な気質の娘。
不登校でエネルギーの少なかった娘は、その雰囲気に負けてしまったそうです。
あの日の疲れた顔は、やり遂げた顔じゃなかった。限界の顔だったんです。
エネルギーを使い果たした娘が、この後どう頑張って通信制高校に通うようになったのか、
次回以降お話していきますね。


